「反論が出たら終わり」
この考えで営業している人の92%が、反論に対して適切な対応ができず、成約を逃しています。
なぜなら、反論は「断りのサイン」ではなく、「迷っているサイン」だからです。
反論が出た時こそ、成約のチャンスなのです。
実際、トップ営業マンは反論を歓迎します。なぜなら、適切に切り返せば、成約率は確実に上がるからです。
今回は、Zoom営業で必ず出る「3大反論」に対する、累計20億円を動かした営業組織で実際に使っている完璧な切り返しトークの全てを公開します。
この方法を知っているかどうかで、あなたの成約率が決まります。
衝撃の真実。反論は「買いたいけど迷っている」サイン
多くの営業担当者が、反論について誤解しています。
❌ 間違った反論の捉え方
・断られた ・興味がない ・買う気がない ・営業失敗
⭕ 正しい反論の捉え方
・買いたいけど迷っている ・背中を押してほしい ・不安を解消してほしい ・最後の確認をしたい
反論が出たということは、顧客が真剣に検討している証拠なのです。
Zoom営業で必ず出る3大反論
累計20億円を動かした営業組織のデータによると、反論の90%以上は以下の3つに集約されます:
反論1:「自分にできるか不安です」 → 能力不安型
反論2:「価格が高いです」 → 金額懸念型
反論3:「知り合いに相談してから判断したいです」 → 判断先延ばし型
この3つへの切り返しをマスターすれば、成約率は確実に2倍になります。
反論1:「自分にできるか不安です」への完璧な切り返し
この反論は、最も多く出る反論です。
なぜなら、顧客は本気だからこそ不安を感じるからです。
STEP 1:共感と感謝
まず、顧客の不安な気持ちに共感し、感謝を伝えます。
トークスクリプト:
「正直に答えてくださって、ありがとうございます。
〇〇さんが不安に感じる気持ち、すごく分かります。
誰でも新しいことを始める時は不安ですよね」
ポイント: ・否定しない ・共感する ・感謝する
STEP 2:不安の再定義(マインドセット)
次に、不安をポジティブに捉え直します。
トークスクリプト:
「でも、考えてみてください。
〇〇さんが不安を感じているということは、
それだけご自身の人生を本気で変えたいと
思っている何よりの証拠なんです。
もし中途半端な気持ちだったら、
不安なんて感じないですよね?
例えば、オリンピック選手が
メダルをかけているからこそ
不安を感じるのと同じです。
不安は、本気の証拠なんです」
ポイント: ・不安=本気の証拠 ・オリンピックの例でイメージさせる ・ポジティブに捉え直す
STEP 3:フォーカスの変更
「できるかできないか」から「どうすれば成果を出せるか」にフォーカスを変えます。
トークスクリプト:
「〇〇さん、提案があります。
『できるかできないか』で悩むのは、
今日で終わりにしませんか?
これからは、
『どうすれば成果を出していけるか』を
考える日々に変えていきましょう。
そのために、私たちがいるんです」
ポイント: ・思考のフォーカスを変える ・「一緒にやる」という安心感を与える
STEP 4:社会的証明(裏付け)
過去の受講生の事例を具体的に伝えます。
トークスクリプト:
「実は、〇〇さんと同じように
『パソコンが苦手です』
『知識も経験もありません』
『本当にできるか不安です』
と言っていた受講生が、
今では会社員時代の給料以上を
稼いでいるんです。
その方が成功できた理由は、
シンプルです。
『できるようになりたい』
という気持ちがあったから。
それだけなんです」
ポイント: ・具体的な事例を出す ・同じ不安を持っていた人の成功例 ・「気持ち」が決め手だと伝える
STEP 5:サービスの設計を説明
サービス自体が未経験者向けに設計されていることを伝えます。
トークスクリプト:
「そして、このサービスは
『未経験で自信がない方』にこそ
成果を上げてもらうために
設計されています。
〇〇さんは、設計された
ステップ・バイ・ステップの階段を
自分のペースで進むだけでOKです。
専門用語はなるべく使わず、
分かりやすく作られたカリキュラム。
そして、一人で悩まないよう
徹底的に寄り添います。
これをお約束します」
ポイント: ・ステップ・バイ・ステップ ・分かりやすい ・寄り添う ・約束する
STEP 6:クロージング
最後に、決断を促します。
トークスクリプト:
「〇〇さん、
受講生の成果や声は、
『第三者の揺るがない事実』です。
これは、迷っている〇〇さんにとって
判断する良い材料になると思います。
私たちを信じて、
一歩踏み出してみませんか?」
ポイント: ・第三者の事実を強調 ・背中を押す ・決断を促す
反論2:「価格が高いです」への完璧な切り返し
この反論は、2番目に多く出る反論です。
多くの営業担当者が、この反論に対して値引きをしてしまいますが、それは間違いです。
STEP 1:共感
まず、顧客の率直な意見に感謝し、共感します。
トークスクリプト:
「率直なご意見、ありがとうございます。
確かに、決して安い金額ではないですよね。
その気持ち、よく分かります」
ポイント: ・感謝する ・共感する ・否定しない
STEP 2:視点の転換(消費 vs. 投資)
「消費」と「投資」の違いを説明します。
トークスクリプト:
「〇〇さん、
ほんの少しだけ視点を変えてみてください。
この費用は、単なる『消費』ではなく、
『理想の未来を叶える投資』なんです。
例えば、新しい車。
200万円、300万円払って買いますよね。
でも、車は買った瞬間から
価値が落ちていきます。
これが『消費』です。
一方で、当サービスで身につけるスキルは
『一生の財産』になります。
一生使えるものです。
これが『投資』です。
そして、この自己投資こそが
人生で最もリターンが高い投資なんです」
ポイント: ・消費と投資の違いを明確に ・車の例で分かりやすく ・一生の財産を強調
STEP 3:具体的なリターンの提示(ROI)
具体的な数字で投資対効果を示します。
トークスクリプト:
「具体的に計算してみましょう。
仮に、毎月5万円の収入が得られるなら
年間60万円ですよね。
月10万円なら、年間120万円です。
不動産投資やNISAなど、
世の中には色々な投資がありますが、
この自己投資が、
最も賢い、
最もリターンが大きいお買い物です。
そう思いませんか?」
ポイント: ・具体的な数字で示す ・年間で計算する ・他の投資と比較する ・問いかける
STEP 4:現実的な負担の軽減
分割払いで現実的な負担を示します。
トークスクリプト:
「そして、現実的な支払い負担を考えて、
分割でのお支払いプランも
ご用意しています。
月々で考えると、
毎日のお昼代や週末の飲み会を
見直すだけで始められる価格なんです。
それで、人生が変わるとしたら、
どう思いますか?」
ポイント: ・分割払いを提示 ・日常の支出に置き換える ・人生が変わることを強調
STEP 5:最終的な決断の促し
最後に、人生という視点で決断を促します。
トークスクリプト:
「〇〇さん、
この決断は、一度きりの人生において、
理想の未来を叶えるために
『今、努力する』
『今、投資する』
価値があるのか、ということです。
もし価値がないと思えば、
やめてもいいと思います。
でも、もし一歩踏み出す気持ちがあるなら、
私たちに任せてください。
必ず、理想の未来に連れていきます」
ポイント: ・一度きりの人生 ・今、の重要性 ・任せてほしい ・必ず連れていく
反論3:「知り合いに相談してから判断したいです」への完璧な切り返し
この反論は、最も厄介な反論です。
なぜなら、家族や友人は高額なサービスに反対する場合が多いからです。
STEP 1:感謝と許可
まず、顧客の気持ちに感謝し、質問の許可を取ります。
トークスクリプト:
「ありがとうございます。
友人に相談したいというお気持ち、
よく分かります。
失礼を承知で、
一つだけ質問させてください」
ポイント: ・感謝する ・失礼を承知で、と前置き ・質問の許可を取る
STEP 2:核心をつく質問
相談相手がプロかどうかを問います。
トークスクリプト:
「相談するご友人は、
〇〇さんがこれから目指そうとされている
ベネフィット(理想の未来)を
すでに実現されている方ですか?」
(沈黙を作る)
ポイント: ・核心をつく質問 ・沈黙を作る ・顧客に考えさせる
STEP 3:アナロジー(たとえ話)
サッカーの例で分かりやすく説明します。
トークスクリプト:
「例えば、
プロのサッカー選手を目指す進路を、
ルールも知らない友人に相談しますか?
しないですよね。
本当に迷っているなら、
その道に詳しいプロのアドバイスの方が
価値があると思いませんか?」
ポイント: ・分かりやすい例 ・プロの重要性を強調
STEP 4:営業担当者の地位確立
自分がプロであることを断言します。
トークスクリプト:
「〇〇さん、
あなたの目の前にいる私こそが、
あなたが目指す未来を実現するための
プロなんです。
不安な点があれば、
私に相談してください。
必ず、最善のアドバイスをします」
ポイント: ・自分がプロだと断言 ・相談相手は私、と明確に ・最善のアドバイスを約束
STEP 5:相談のリスクの提示
友人に相談した場合の未来を予測します。
トークスクリプト:
「もし友人に相談してみて、
『そんなのうまくいくわけない』
『やめておきなよ』
と言われたら、どうですか?
今日感じたワクワクした気持ちが
失われてしまいますよね。
そして、普段の日常に逆戻りです。
1年後、今と同じ悩みを抱えている
ご自身の姿を想像してみてください。
それは、納得いきそうですか?」
ポイント: ・ワクワク感の喪失 ・日常への逆戻り ・1年後の後悔 ・問いかける
STEP 6:決断の主体性
決断は自分自身のものだと伝えます。
トークスクリプト:
「〇〇さん、
この決断は、
他の誰のためでもない、
〇〇さんの人生を決める決断です。
もしどうしても友人に話したいのであれば、
それは『相談』ではなく
『報告』にしてはどうですか?
『私、こういう決断をしたんだ』って」
ポイント: ・自分の人生 ・相談ではなく報告 ・決断の主体性
STEP 7:最終的なクロージング
感情に訴えかけながら背中を押します。
トークスクリプト:
「〇〇さん、
この決断が、あなたの人生にとって
最高の転機になるとしたら、
ワクワクしませんか?
私たちと一緒に、
新しい人生を始めましょう」
ポイント: ・最高の転機 ・ワクワク ・一緒に ・背中を押す
3大反論への切り返しトークまとめ
反論1:「自分にできるか不安です」
切り返しの流れ:
- 共感と感謝
- 不安の再定義(本気の証拠)
- フォーカスの変更
- 社会的証明(事例)
- サービスの設計説明
- クロージング
キーメッセージ: 「不安は本気の証拠。未経験者向けに設計されたサービスで、必ず成果に導きます」
反論2:「価格が高いです」
切り返しの流れ:
- 共感
- 視点の転換(消費 vs. 投資)
- 具体的なROI提示
- 現実的な負担軽減(分割)
- 最終的な決断の促し
キーメッセージ: 「これは消費ではなく投資。一生の財産になるスキルに投資することが、最もリターンが高い」
反論3:「知り合いに相談してから判断したいです」
切り返しの流れ:
- 感謝と許可
- 核心をつく質問
- アナロジー(サッカーの例)
- 営業担当者の地位確立
- 相談のリスク提示
- 決断の主体性
- 最終的なクロージング
キーメッセージ: 「プロに相談すべき。友人への相談は報告に変えて、自分の人生は自分で決めましょう」
切り返しトークの5つの黄金ルール
ルール1:絶対に否定しない
顧客の反論を否定すると、反発を生みます。
まずは共感し、受け止めることが重要です。
ルール2:感情に訴える
論理だけでなく、感情に訴えかけることが重要です。
「ワクワク」「本気」「一生の財産」などの言葉を使いましょう。
ルール3:具体例を使う
抽象的な説明ではなく、具体例やアナロジーを使うことで、顧客は理解しやすくなります。
ルール4:社会的証明を活用
「他の人も成功している」という事実は、最も強力な説得材料です。
具体的な事例を豊富に持っておきましょう。
ルール5:必ずクロージングする
切り返しトークの後は、必ずクロージングトークに繋げます。
切り返して終わりではなく、決断を促すことが重要です。
切り返しトークを使う際の注意点
注意点1:台本を丸暗記しない
台本を丸暗記すると、ロボットのようになります。
エッセンスを理解し、自分の言葉で話すことが重要です。
注意点2:顧客の反応を見る
一方的に話すのではなく、顧客の反応を見ながら進めます。
頷いていたら次に進み、困惑していたら補足説明を入れます。
注意点3:焦らない
切り返しトークは、焦って話すと効果が半減します。
落ち着いて、一つ一つ丁寧に伝えることが重要です。
注意点4:押し売りしない
最終的な決断は、顧客自身がするものです。
押し売りではなく、背中を押すスタンスを保ちましょう。
まとめ。反論は成約のチャンス
反論が出た時こそ、成約のチャンスです。
3大反論への切り返し
反論1:「自分にできるか不安です」 → 不安は本気の証拠。未経験者向けサービスで必ず成果に導く
反論2:「価格が高いです」 → 消費ではなく投資。一生の財産になるスキルが最高のリターン
反論3:「知り合いに相談してから判断したいです」 → プロに相談すべき。自分の人生は自分で決める
5つの黄金ルール
- 絶対に否定しない
- 感情に訴える
- 具体例を使う
- 社会的証明を活用
- 必ずクロージングする
反論への切り返しをマスターすれば、成約率は確実に2倍になります。
次はあなたの番です。
主な改善点:
- トークスクリプトを会話形式で詳細に
- 各ステップを明確に分解
- ポイントを箇条書きで整理
- 具体例を豊富に追加
- 読みやすさを最優先(段落、太字、短文)
- 実際の営業現場で使える形に
- 黄金ルールと注意点を明確化
- 感情に訴える表現を強化


